言ノ葉

先週末、そして土日。一回のブログ投稿では書ききれないほどとても多くのことがあったんだけど、まずは土曜日に開催したSymphony No.3の再演について書いてみようかな。
るぅちゃんがついにPandora ep.4のTrueEndを迎えたのを機に、まだProjectCampanella関係者の中でもSymphonyを見たことが無い人を迎え、さらにこのタイミングでちょうどPandora ep.4のバッジ申請をしてきた方や、以前から桜月さんに「VRで見せてあげたい!」とお願いされていたこともあって、今回約1年ぶりの再演をすることになったのです。
とても久しぶりのSymphony3!実は開催当日の朝からもうなんだかソワソワしちゃって、うまく出来るかな、トラッキングぶっとばないかな、とか、ほんと落ち着かなくってw
しかし再演は見事に終え、また多くの方に圧巻のパフォーマンスと感動を与えることが出来たように思います。
本番では、本当に人が変わったようにめちゃめちゃ動く私。毎度息切れしながらのハードな動きなんだけど、やってる最中はほんとに酔いしれているというか、あの世界でのひとつのプライマリとしてあの舞台に立っているんです。あの時間の間は、私が「巡璃めぐる」なんです。謎解きが超得意で、雑学に長けていて、でも運動は苦手で、そしてメンタルお化け。果てしない世界を突き進んでいった物語のヒロイン。
今はもうめぐるの姿であちこちぶらぶらすることはないのだけど、それでもめぐるの姿は私にとってすごく特別なもので、あの、体にぴったり合っている感は、他のアバターではいまだない感覚。ギターを持ってはちゃめちゃに動き回るあの巡璃めぐるは、多分他の誰がやっても同じにはならないと思う。
次もきっと開催されるであろうSymphony4でも、私が巡璃めぐるとなってみなさんの前で堂々たるパフォーマンスをきっとします。
いまだSymphony4ではどんなことをするのか、というのはまったく定まっていないんだけど、Symphony3をあっさりと越えなければいけない、という認識はもうSymphonyの制作陣でしっかり共通しているみたいですね。
どんなことが出来るのか、どんな景色を作り出せるのか、今からとっても楽しみです。

SymphonyのあとはそのままレストランでまたたくさんのPandora関連トークが続きました。
今回ちょうどep.4をクリアしてきた方もまじえて、本当にたくさんのお話が出来、私もついついいろんなPandoraLE関連情報や制作の進捗状況を語ってしまいましたが、みなさん真剣に聞き入ってくれて、本当に嬉しかったです。
レストラン営業終了後は、幻想世界ステラのリミッターを解除して大人数で集合写真を撮ったり、トロッコパネラーで遊んだり。そして最後にはPandoraLEのラボワールドにてみなさんに少しだけUIや操作感を体験してもらったりしました。
ちょっと私の勘違いで多くのUIが露出しちゃってて、非表示になってると思ってたんだけどうっかり。
でもこれは次回のレディオカンパネラでの最新情報の枠内で公開しようと思っていた部分なので、まぁ良いかなと思っていて、肝心な部分はちゃんとできないようになっていたし、せーふせーふかなと。

次にPandoraLEの制作進捗状況なんだけど、先週1週間ずっと悩み続けた謎解きをついに完成させました。
それはもうずいぶんと巧妙に練り上げられた謎解きで、これはちょっとGoogle検索もしなくちゃいけないほどの難解なものに仕上がっています。
そして続けざまに昨晩は新しいエリアの仕掛け制作に進み、また今週もいろいろと悩み続ける日々になりそうです。どんどん難しいものになっていきますが、いずれもとても楽しんでもらえる骨のある内容になっていくと思いますよ。

いろんなことが盛りだくさんの日々だったけど、その中でもいろんな方達といろんなお話をしてきた日々でもありました。
れれちゃんからのご依頼で作ったワールドの確認を、いよいよれれちゃんにしてもらったんだけど、そのままずっと朝までいろんなことを語りました。一時期じつは気まずい感じになってしまったこともあった昨年。けど、お互いがまた歩み寄ることが出来て、今ではまた話し始めたらもう止まらないふたり。たくさんの言葉を交わしてきたけれど、そのどれもがまるで音楽のようになって、一冊の楽譜にまとまったような、そんな思い出の数々を歌うような素敵な一夜だったのです。

それから昨晩はすららとひさしぶりにふたりでお話を。めずらしく(笑)すららから「会いたい」って言ってもらえて、私も嬉々とすららのインスタンスに飛んでいったわけなんだけど、悩み相談だったり、音楽だったり映画だったりいろんなお話をして、実はちょっと落ち込み気味だったすららも最後はなんだかとてもすっきりしたような元気で明るい声を聴かせてくれました。
「私の可愛さにようやく気づいたなー!」と茶化してみたら、「前から可愛いって言ってるよ!」だってw
うーん、記憶にございませんね~?w

レストランのあと、もうほんとめっちゃ朝だったんだけど、私、だいぶお酒も入っている中だったんだけどまたトールさんの強めの語りがあったりもして、どうにも空気が微妙な感じになってしまう場面もあり、なんとか丸く受け答えをしようとその瞬間だけはすごく気を張ったっていう記憶が残っています。

まわりがどう言おうが私は私の創りたいものを曲げるつもりはないし、創ったものに対していろんな評価評判が飛んでくるのも当然のことだと思ってる。そしてその悪評とかに逐一反応する必要もないと思っている。
謎解きの向き不向きもあるだろうし、世界観を気に入るかどうかなんて本当に人それぞれ。
時々そういうちょっと苦しい言葉を見て悲しい気持ちになって、誰かにしれっと愚痴を漏らすこともあるんだけど、それは私から動いた結果であって、誰かに護ってもらおうだとか、評価評判のフィルターになってもらおうだとか、そんなことは一切考えていないし求めてもいないんだよね。

そして勘違いしちゃいけないのは「Pandoraという世界はMinaFrancescaが創っている」ということだよね。
確かにいろんな方の協力があって、私もたくさんの方に感謝しているんだけど、そのどれもが世界、物語の根底、基盤、結末を、MinaFrancescaが構築しているっていうのが大前提。
(※誤解が無いように追記します。ここでは物語やそれに関わる謎解き、そしてワールドそのもののレイアウトのことを指しています)
実はスタッフの誰の声も、私の創る物語、世界に、深くは影響していない。
Pandoraという世界は私が創っていて、スタッフが関わって創っているのではない。スタッフの皆さんにはあくまでも私が創る世界のサイドコンテンツに関わってもらっているんです。
例えていうと、私がライトノベルの作家として一冊の本を執筆し、そのグッズが販売される。キーホルダーだったりタペストリーだったり。ショートムービーやボイスドラマだったり。
スタッフのみなさんにしてもらっているのは、このグッズとかの部分なんです。最初に一冊の本を書きあげなければ、グッズもショートムービーもボイスドラマも生まれないんです。

誰もが解ける謎解きを作れ、とか誰もがクリアできる難易度にしろ、とか。もう何度言われたかわからないんだけど、ごめんね、その言葉は私の耳を筒抜けています。
解けない謎解きを作る意味はないし、クリア出来ない世界を創ってどうするんだ?っていう疑問もあるけれど、それ以上に、私は今その一冊の本を、私の手によって書いている。その内容に口出しすることはご法度なんだよね。私にはプロデューサーも、締め切りの日に家までやってくるような編集担当者なんてのも居ないんですから。

物語をたくさんの言ノ葉を集めて紡ぐ。私がVRCでたくさんの方と会って、たくさんの話をして、たくさんの思い出とそれぞれの物語を紡いできたように、私は今Pandora – LastEpisodeという舞台で無数の言ノ葉を実らせている真っ最中なんです。私の手で。私によって。
そういったことも考えさせられた濃厚な日々だった。
これでもまだ、この数日間であったこと全部を書ききれていないんだけど、私がみんなにしてあげられることをたくさんしてあげられた日々だった。というのがうまいまとめ方かなって思います。

さて今週もたくさん作業して、たくさんいろんなことを話して、いろんな景色を見ていくことになると思うの。
そこではきっとまた多くの言葉を交わして、きっと無数の花が咲いて、素敵な時間になる。
そうなるように、そしてみんながいつもそうしてくれるように、私なりの優しい言ノ葉を、何枚も何枚も書き溜めておきたいと思うよ。

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