雪花ラミィ、推していきます
昔からそうなんだけど、私は箱推しっていうのはあまりないのよね。
ラブライブはことりちゅんだったしデレマスは智絵理だし、バーチャロンはフェイエンでAKBは塩対応のぱるる推し、ぼっちざろっくはキターンが好き。
ん?なんか混じったって?w
ホロライブでは雪花ラミィ推しです。そこから繋がってBlue journeyの存在を知ったんだけど、とても良い作品に出会ったなぁ。曲を聴いたり、ライヴのブルーレイも買って観たんだけど、本当に自分の中でいろんなことがアップデートされたような気がするのね。
VTuber自体そんなに私の知識、認識は多くはなかったんだけど、やっとホロライブがホロライブたる所以をしっかり理解出来た気がする。それはもうライヴにほとんど詰まってた。
数年前に初音ミクがステージ上で実際に歌って踊っているように見えるすごいライヴが開催されたっていうニュースを見た時、それは平面のディスプレイに映った3Dモデルの映像だったわけ。そう知ってしまうと、まぁヴァーチャルのものをリアルに持ってくるっていうのはそういうことだよなぁって納得したし、世間はウマ娘全盛期で、声優さんが実際に登壇してライヴするのがまだまだ主流。今もまだあると思うけど。デレマスもそうだったし、私もそういうものだというふうに思っていたんだけど、本来ヴァーチャルのものや二次元のものをリアルに持ってくるのならば、それは声優さんが登壇するのではなくて、キャラクターそのものが出てくるべきなんだよなぁって、認識と知識の上で諦めていた理想が、ホロライブで既に実現していたことを知ったのでした。
画面をどう見ても、ステージ上に透明のディスプレイは見えない。しかし確かに演者はそのステージ上に存在しているように見える。演者は非常に鮮明に見えるし、指先までウネウネとしっかり動き、目と口の動きもばっちりとらえている。
足元には影が落ち、スポットライトの影響を受け、背後の壁にさえ自身の影が映り込む。
かと思えば上空からブランコに乗って登場するし、ステージ上に演者同士がめちゃくちゃ接近しても絶対に飛ばないトラッキング。演者同士が手を繋いだりもした。
極めつけは総勢23名が一斉に登壇。歌って踊って手を振って、そしてまたヴァーチャルに戻っていく。
なんだこの技術は???と、正直何をどう考えてもこれをどう実現しているのかさっぱりわからない。会場の裏側に23名分のモーショントラッキングを出来る場所なんておそらく無い。それはおそらくホロライヴが独自に建てた専用スタジオ(実際にもうある)で演者が動き、それを会場に送信しているのではないか、ぐらいまでは予想が出来るけど実際はわからない。それでも動きの遅延が問題になってくるはずだし、謎は多い。
アバターのアニメーションをあらかじめ収録しておいて流しているだけ、にしてはちょっと動きがアクティヴ過ぎる気がするし、それでは「ライヴ」だと言い張れない。これは私もメテギアの企画進行の時にすごく考えさせられた。
とても理解し難いすごいものを見せられてしまったと感じた。これがホロライブがホロライブである所以、すべてなのかもしれないって。
そしてもちろん演者全員がそれぞれの個性、魅力をしっかり出しているし、配信では気づけない良さを見ることが出来た。通常なら私の好みなビジュアルではないキャラクターも、このライヴで活き活きとした動き、歌唱に魅せられて、なんだか応援したくなってしまうほど。
ラミィちゃんはこうしてみるととてもお姉さん的な魅力を放っていて、歌声もどこか大人びているの。抜群に顔が良いと他のホロメンにも言われるラミィちゃん。ステージを歩くだけでその妖艶な感じの魅力があふれてくる。中の人もスタイルが良いって一目でわかる動きをしてる。綺麗だし、可愛いし、そしてカッコイイんだわ。
箱推しはしない主義なのでラミィちゃんガン見だったんだけど、でもね、他のホロメン達もすごいのよ。宝鐘マリン、大空スバル、さくらみこ。なんだろうね、ビキビキと感じさせる圧倒的な強さがあった。「光の軌跡」での大空スバルは圧巻だったまじで、ファンになりそうw
音楽、歌詞、ライヴ、演出、そしてその技術力。いずれも私の知識、認識、知見を広め、アップデートしてくれた。ホロライヴ、そしてBlue journey。すごいわまじで。これからも応援していこうと思う。
あ、でも演出については多分私でも十分戦えるんじゃないかなって正直思っちゃいましたねw
演者に焦点あてている都合上あまり派手なことはしないシンプルな演出だったわけだけど、私ならもっともっと泣かせる演出に出来る気がする。なんてねw
ポエムパートが走りがちで一生懸命に心を澄ませていないと内容がなかなか頭に入ってこないっていうのがちょっと惜しいかな。もっとじっくりゆっくり、ピアノとアンビエントな音で空間演出して、じわじわと観客にメッセージを伝え、泣かせにいく手法を検討する余地はあると思う。
Blue journeyの楽曲は非常にメッセージ性が強い。カジュアルの面を被っておきながらワード達はとても鋭利だ。
歌収録の時にエンジニアさんが「うまく歌おうとしないで」と指示したのも私はその意図がすごく理解できるし、実は私もそういう感じの指示をボーカルさんに出したことがある。
なんなら泣いてもいい、叫んでもいい。とはいえあまりやってしまうと異質なものになってしまうので、その匙加減は難しい。けど楽曲のところどころにあるんよ。アイドル曲で普通なら採用しないであろう、ガナって歌い切ってみたり、感情的な吐息が深く入ったり。こういうところからBlue journeyの方向性が感じられてとても良い。
23名という大所帯でありながら、Blue journeyとして個性をしっかり確立していて、ただキラキラ輝くアイドル曲で売ろうという魂胆を捨て、音楽性、メッセージ性を前面に押し出してくるスタイルには非常に好感が持てるし、素晴らしいと思ったの。最初の数曲、MVに一切Vtuberが出てこないなんてね。利益度外視じゃなきゃそんなことしないわね。
そういった意味でもこのホロライブのBlue journeyっていうコンテンツには強い魅力を感じたの。世間では大失敗に終わった、なんて言われているけれど、ううん、ちゃんとファンには伝わっていると思うし、Blue journeyの楽曲で救われた、良かった!と賞賛する声がたくさんあるのも事実。
1stだけで終わらせずに、また次の音楽の旅を提示してほしい。
雪花ラミィ、推していきますb
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