Vtuberとしての在り方について考えてみた
先にXのほうで吐露したんだけど、わたくしVTuberの「宴美結」としてこれからどういうふうに存在していこうかなって考えていました。
というのも、反AIの人達のキツイ言葉、激しい罵声など、そういったものがまたよく視界に入るようになってきました。
コミケがAI絵を使ったサークルを許容したことでまた火がついたみたいですし、やはりXで炎上していて、そこには本当にまだまだたくさんの反AI、AI怖い、盗作だ、無断学習させるな、など無知であるがゆえ出てくる言葉がたくさん寄せられていて、ここで「いや、そうじゃなくてね?」とか「こういう仕組みなんです、だから盗作ではないんですよ」とか論じ説明したところで、おそらく何一つ聞いてもらえない、完全にアウェイなリプ欄が延々と続いているんです。
こっちが逆に怖くなるほどの反感っぷりです。
宴美結としては、AIはうまく活用していくというていでずっとやってきました。動画や配信のサムネイル、立ち絵など。もちろん時々手描きの絵を使う時もありますが、大半は生成AIによるものです。何故か?
絵師の繋がりは確かにあります。しかし、配信の度に絵をお願いしていたらいったいどれだけの費用がかかるのか。私にはおおよそ見当つきます。年間数百万円が軽くすっとびます。
Live2Dを発注するといくらかかるのか?約50万円です。
あらゆるものを外注して作ってもらって、それを何度も使い倒していく。そのうちに「あ、同じ絵だな」って思われるようになって、そうしたらまた違う絵を外注して・・・。
これをずっと繰り返していくにはあまりにも費用がかかりすぎるのです。
出来れば自分のところで、自分が管理、運用できるような状態で在りたい。そう考えると生成AIはこのうえなくその要望、理想、希望を叶えてくれるのです。
あとは私自身が勉強して、多少時間をそこに割けばいい。
もちろんそういった部分の規模を出来るだけ縮小して活動していく、身の丈に合った活動に抑える、という考え方も出来ると思います。その通りです。
ですが、我慢しなければいけなかった部分を、生成AIによって補えるということがわかっていながらやらないのは勿体ないと私は考えてしまいます。
なんでも自分でなんとかしてみたい。創作魂みたいなものが燃えます。
しかしAI使ってて創作してるつもりになるな、と反AIの人達にはそう言われるでしょう。実際にあのリプ欄にいました。
正直、時代遅れも甚だしいというか、何も知らないんだなぁって思わざるをえませんし、そういう方にいちいち説明するのもよもや面倒です。そういうことはインフルエンサーの方々にお任せしたいです。お願いです、早くあの人達をどうにか言いくるめてください・・・。
私の得意な例え話をしましょう。
そういう方々を例えていうと、初音ミクなんていうあのロボット声の何がいいんだ?気持ち悪い。ちゃんと人が歌ってくれ。そう言っているようなものです。
今この令和の時代に、そう声を大にして叫べるのでしょうか?おそらくものすごい反感を喰らいますよ。確かに出始め当時はそのように言う人もたくさんいましたよね。私もその一人です。
けれど時が過ぎ、そうではなくなってきました。私も初音ミクの数々の名曲に触れ、良いものは良いと、初音ミクの魅力がわかるようになりました。
今は生成AIの過渡期なんじゃなかろうかと、私はそう思ってます。なので強く反対する者、気持ち悪がる者が大勢いる。そういうものですよね。何も不思議なことじゃないです。ですがきっとこの過渡期が過ぎていくと、もう生成AIを認めざるをえなくなってくる。そういう時代が間違いなくくるでしょう。
そう頭でわかっていても、やはりVTuber宴美結としてはいろいろ思うところがあるんです。障害者だのゴミだのクズだの、まじでそういうリストに入れられましたからね。即座ブロックしましたけども。本当に腹立たしいです。
そして最近だと、AIを使っているVTuberと絡むことで、その絡んだ人達も同じように扱われて煙たがる人達もいるのだとか。
それを聞いてもう私、この場所で目立ってはいけないなって。今繋がりのある人達にも迷惑をかけるわけにはいかないなって。ならば私から離れなければならないなって。そう思うようになりました。
今はもうパシフィックでも出来るだけ身を隠しています。ギルドで催す企画は全部欠席しようと思っています。
じゃぁ生成AIを使わないようにすればいい。そうも思うけれど、もはや数えきれないほどのインターネットタトゥーとも呼べる、私が生成したAI絵や動画が山ほどあるのです。これをひとつひとつ消して、さらに私自身の姿も消して、そして絵は外注して、莫大な金額をかけて・・・。そこまでしてもなお、宴美結は生成AIを使うVTuber、として何年もそのレッテルが貼られ続けるでしょう。ならば転生するか?と思っても、私は声やその喋り方、イントネーションに特徴がありすぎる・・・。すぐにバレます、確実に。それこそ抑揚がつぶれてわからなくなるほどの悪魔のような超低音声にボイチェンするくらいじゃないと。生まれ変わることなんて無理なんです。
そしてなにより、そんな反AIの言論、言葉に押しつぶされて、私がこれまで築き上げてきたリスナーさん達との時間、思い出を無きものにしてしまうなんて、私には絶対に出来ない。絶対に大切にしたい。
私が選んだ路は、決していなくなるのではなく、出来るだけ他のVTuberさん達に迷惑をかけずにひっそりとこのまま存在し続け、ひっそりと活動を続けながら、リスナーの皆さんとの時間を大切にしていくこと。これです。
私のXのフォロワーさんにもVTuberさんは何人かいますが、見ているのかいないのか、やはり私のAI関連ポストにはなんの反応もありません。ミュートされているかもしれないし、見ても見なかったことにしているかもしれません。
以前私が声かけたVTuberさん達の中にも、露骨に避ける人、関わりたくないオーラを出してくる人がいて、私もさすがに察しました。
本当にVTuber界隈、生成AIに厳しいです。アレルギーがありすぎる。絶対認めないという強い意志をあちこちからビキビキと感じます。プロフにも立ち絵画像にも、あらゆるところに「無断学習禁止!」と書き、フォロワーさん募集などのポストにもわざわざ「AI使用者以外」と書いているほどです。こっちが怖くなるほど拒否、あるいは敵意さえ向けてきます。
個人VTuber界隈の”今”をまざまざと見せつけられました。ここはまだまだ変わりそうもありませんし、私が声をあげてどうこう出来るような薄さの壁ではないです。何度も言いますがインフルエンサーさん早くしてくださいお願いします。とにかくこの分厚くて高い壁をぶち壊す、そんな猛々しい者が登場することを心から期待しています。
リスナーさん達としっとりお酒を飲みたいです。
次の晩酌雑談配信にでも来てくれますか?
こんな擦り切れた私の心を癒しに。いつでも歓迎です、待っています。
私はそんなリスナーさん達と触れ合うために、宴美結として存在しているのですから。