PS5 ステラブレード(Stellar Blade)クリア後の考察!
今回は先日までプレイしていたPS5作品「ステラーブレイド」のクリア後の考察投稿です!
多大なネタバレを書いていくので要注意です!
Google検索でもしこの記事に辿り着いた方、ぜひぜひコメントでお話お聞かせください~!
確かに時系列どうなってるんだ?とか不思議に思った部分はあったのですが、クリアしてみて私は大変満足な感じがしましたね。1周目でいわゆるトゥルーエンドでした。3周して真エンド、ということはないようです。他のエンディングはYoutubeで確認しました。
あれが不満、これが足りない、という感想をちょこちょこ散見するんだけど、私がこのストーリーに感じたのは、世界の広がりを感じさせ、考察させることが目的のひとつとしてあるんじゃないかなということです。
この手法は私もよくやるので、なんとなく同じだな~と感じてしまったんですよねw
アダムの過去について目立った描写がない、と言っていて、もっとアダムを掘り下げてもらえれば、最後のアダムの説得も少しは納得出来たかもしれない、と。確かになぁとは思ったんだけど。
工事現場のシーンで、高いところから景色を見た時に「昔は~」みたいな語りは確かにありましたが、思い出話をしたに過ぎません。しかしこれはアダムに限ったことではなく、どのキャラも過去を掘り下げて描写する、というのは無かったと思います。過去を知るためには記憶保管庫に行ったり、レガシーのボイスメモを再生したり、死人のメモリを漁るくらいしか無いのは、これはむしろとても現実的だとさえ感じます。
サブクエストをやっていくと、死人のメモリスティックを大事そうに抱え、この記憶があるから私は大丈夫、とか、中には狂ってメモリスティックに話しかける人もいます。いちいちその人達の過去に触れるなんてことはないわけです。こういったところもまた、「今」「現実」をリアルにプレイヤーに見せる、というのが徹底されている部分なのかなと思いました。
カヤちゃんのけなげさがもう私にはクリーンヒットすぎて。妹にしたいまじで。
過去の描写を回想のように差し込むことで、ドラマや映画を見ているような立ち位置にプレイヤーが来てしまいます。本作はプレイヤーが本当にこの荒廃した世界を冒険している、今を生きている、ということを重要視しているんじゃないのかなと感じましたね。もしこの考察が合っているのだとしたら、確かに特定の人物の過去を掘り下げるために回想シーンを挟んだり、時系列を操作したり、誰か別のキャラクターを操作させる、というのが野暮というか、むしろノイズになるなぁとさえ思うのです。
そのうえでコロニー帰還エンディングを知ると、かなり考えさせられるものがあります。
リリーがコロニーと思わしき光景を見て唖然としていますが、詳細な説明がないまま終わってしまいます。しかしここも考察が捗るところです。本編中ではコロニーとの通信が繋がらない、と度々話しています。これはすごくわざとらしい感じがしましたねw
ただそのわざとらしくコロニーと通信が繋がらないことを差し込んでくるということは何かしら意味があるということだとも感じます。宇宙に出てさえもコロニーと繋がれないんです。何かがおかしいですよね。
コロニー側は意図的に通信を遮断している、または通信が繋がらない根本的な何が要因がある、と考えたほうが自然です。ディガーがマザースフィアに通信を試みた時も同じです。あっけなく拒否されてしまっています。
リリーがコロニーと思わしき光景をみて唖然とした理由はいくつか考察出来ます。
自分が思ってた、知ってたコロニーとずいぶん見た目が違う。中央にあるのは地球?あれ?じゃぁ今まで私達が居たのは地球だったの?
さらにイヴとリリーが乗った乗り物で、座っていたシートも何か意味ありげに映っています。何か機械的な装置というか、例えばそうVRのような体験をさせるための。
別に普通のソファとか、そもそも無理に座ることもないはず。機械的な椅子である必要性もないと思うんです。ではなぜか。ここでひとつすごく重要なキーワードがさらっと流されていることを思い出します。
「EVEプロトコルは終わったのか?完遂したのか?」という話です。プロトコルってどういう意味でしょう?多分特に気にせずゲームしている人は「作戦」とか「侵略」とかそういうのを想像すると思うんだけど、実際の意味はちょっと異なります。
プロトコルっていうのはあらかじめ決められた約束事や手順のことを指します。ではEVEプロトコルというのは、特定のEVEという人物に対し定められた規律、手順を実施する、という意味でしょう。
作戦でも侵略でもないんです。オープニングでタキが「トレーニングの時よりもよく動けている」みたいなことを言うもんだから、これは本番なんだなと思ってしまいますが、これはプロトコルの一環です。つまりいまなおイヴは何者かに訓練されている状況なのではないでしょうか?
もしもこの考察が合っているとすれば、リリーの唖然とするシーンも少し意味がわかってきます。
リリーを仮に過去の訓練(プロトコル)の失敗兵だとしましょう。イヴ達に助けられリリーも一緒にこの訓練を終えた、ということであれば、イヴと共に船に乗って宇宙に出て、久しぶりに見たコロニーの姿に驚いた。あるいは、そこにあるはずのない、今旅立ってきたじゃん?の地球が何故か目の前にあるという現実に、唖然とするでしょう。
加えてこの作品、名前遊びが好きなようです。主人公がイヴ。そして対するはアダムです。確信犯というか、何かあるなと思わせようとしているのがバレバレです。ですが皆さんリリーのことは考えていませんね。リリーは百合です。聖母マリアとかに関係する名前です。アダムとイヴ。そこに聖母マリアとかそういう宗教的な名前が飛び出してもなんら不思議じゃないはずです。
けどリリーはプロトコルから逸脱した、あるいは失敗した。しかしイヴが救助したことで復帰、と考えるのはどうでしょう?過去にプロトコルが失敗に終わる人物の名として、聖母マリアの花、リリーは極めてぴったりな器をもつ名だと思いませんか?
マザースフィアが最後にちょろっと姿を現したのも、よく考えてみるとおかしい描写が含まれていませんか?そうです、マザースフィアはふわっと光包まれながら現れて、つべこべ言ったのちにまた光に包まれて消えていくんです。そう、まるでここが電脳空間であるかのように。
そして直後無数の宇宙船?がドンドコ現れるわけです。まるでジュマンジの如く。マザースフィアが何かこう神的な存在というふうにここまで思わされてきたので全然不思議な感じがしないのですが、人がふわっと光って現れて、またふわっと光って消えるなんてことはここまで無いわけですよ。マザースフィアがあるいはゲームマスターのような、電脳空間の外の存在であることを示唆しているのだとしたら。コロニーに通信が繋がらないことだって当然のようにも思えます。ゲームマスターに直接どうこう物申してどうにかなるなんて、そんな優しい運営じゃないはずですw
ここからは完全に想像です。今旅立ってきたはずの地球が目の前にある、ということだとすると、これまでイヴ達は地球ではない何か別の惑星をあたかも地球だと思い込んでネイティヴの侵略だなんだという問題をどう解決するかという訓練、シミュレーションをさせられていた。
もうひとつは、マザースフィアがそもそも新しい惑星を作った、あるいはあの周囲に浮いてるコロニー?が今なお新しい惑星を作っている最中。
どっちがしっくりきますかね?どちらかといえば惑星を作ってる、というほうがしっくりきますが、さすがにそれはSF過ぎるなぁという気もしますw
昨今であればVRをネタにすると流行ります。なので前項の訓練シミュレーションだった、という展開のほうが今流行り感はあります。
いろんな方々の考察、感想を読みましたが、どれもしっくりこない、あるいは足りないなぁ~と思ったので、私も今回ブログに考察を投稿してみました。
ステラブレード(Stellar Blade)大変楽しく遊ばせてもらいました。
私の感想ですが、ニーアオートマタを軽々超えた感じがします。まぁプラットフォームがPS5なので描画クオリティは上がって当然なのだけど、それにしてもすごい作品。尻がエロいことばかり話題にされがちだけど、アクションに不満もなく、ボリューム感もまだ終わらないのかこれ??と思ってしまうくらいには長い。ストーリーは考察が捗り、キャラに愛着も持てるし、楽曲も良曲揃い。特に私はザイオンのBGMが好き。
次回作あるだろうな~っていう終わり方をしているので数年後にまた、この物語の行く末を見られるんじゃないかと思うとワクワクしますね。
検索でこの記事に辿り着いた方、ぜひぜひコメント残していってくださいまし~。
それではMinaFrancescaでした。
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