Singularity 5 プレイレビュー
Steamに突如現れたミステリアスな雰囲気をまとうVRガンシューティング。
シンギュラリティ5
なんで突然ナンバリングが5なのかは不明だけど、このゲーム、デザイン面で、これまでのVRゲームとはまったく違う攻め方をしている素晴らしい作品だったので、今回レビューすることにしました!
steamの紹介動画を見ただけでは、どんなゲームなのかがイマイチわからない本作だけど、始めてみればすぐにわかる、シンギュラリティ、という名にふさわしい、未来感あふれる世界観の中でのガンシューティングだった。
ステージは全部で5つある模様。なお、1はチュートリアルをかねているのでかなり簡単だった。
基本、銃を両手持ちのスタイルで、その場から動かない。
迫りくる敵を迎え撃つタイプのガンシュー。
ただ、いろいろそこに工夫があったね。
例えばこれなんだけど、敵から放たれるこのがれきのようなものがプレイヤーに張り付いてくるんだけど、
これを、コントローラーで振り払う、という動作が必要になる。
これを放置してしまうとダメージにつながるので、これは確実に振り払っていきたいところ。
武器は二種類。通常のハンドガンのようなものと、もうひとつはこれ、グレネードランチャーのような武器なんだけど、いかんせんリロードが遅く、使いどころはかなり限られる。
ハンドガンタイプのほうもリロード感覚が狭く、だいぶ不便さを感じる設定だ。
敵の中には、グレネードであれば一撃で倒せるものもいるので、使いどころを覚えていく必要があるね。
映像の雰囲気なんだけど、これはあれだね、まどかマギカのラスボスのような(笑
とにかく未来的でありながら、とてつもなく妖しげなBGMと共に、やたらなめらかに動いてくる無数の敵たち。
ひじょうに艶やかなオブジェクトの数々。これまでVRの映像を様々見てきたけど、この作品の映像美は、そのどれにもあてはまらない素晴らしい芸術さがある。
しかし、このゲーム、難易度はかなり高いね。
さっきの、振り払う動作の他にも、爆弾のようなものをコントローラーで避けたり、しゃがんだりしてレーザーを避けなければいけない場面もある。
一番大変なのは、やっぱりリロードの遅さに対して出てくるの敵の数の多さ!!
これは非常に難易度が高い。確実に敵を仕留め、ときにはグレネードに切り替え、敵を一掃するなどの戦略性も問われる。ガンシューティングに自信のある人でも、これはかなりの難しさだろうね。
しかもおまけにHARDモードなんてのもある(笑
今日はステージ3まで進めることができた。これでもかなりゲームオーバーを繰り返した。
これまでのVRゲームとは、似つかない独特のセンスが光る作品、シンギュラリティ5。
あえて比べるとすれば、Rezが近いかなと思うけど、Rezは3Dのオブジェクトについては本当にポリゴンで、主にパーティクルでぶんまわしているから、似ているのは世界観か音楽くらいのものだろうか。ただ確かに同じ系統なんじゃないかなとも思う。
本当に難しいゲームなので、しばらくは日々苦戦を強いられることと思うけど、
VRでかつてないほどの映像美、世界観を出してきた本作は、多くの人にプレイしてもらうべきだと思う。
ちょっと夢に出てきそうな怖さがあるんだよね・・・w