LE公開からもう３週間が経ってしまいました。あっというまに一か月が過ぎていきますね・・・。
先行攻略組は既にクリアしていますが、まだまだ多くの方がChapter1～2という状況のようです。ほぼ私の想定通りな進行具合、といった感じなのですが、正直Chapter2のいくつかの仕掛けは本当に難しく、大胆な発想が必要になってきます。さらに高難度なアクション要素もガンガン入ってきます。
なんとなくここは謎解きをするエリアだな、というふうに肌で感じ取るものの、まずいったい何をしたらいいのかわからない、というのが初手。探索を広げていくうちに次第に集まっていく様々な資料やヒント。それらをどうまとめあげていくかがポイントになりますね。
こんな広大なフィールドで、まるで導線なんて引かれていないようにさえ感じてしまうかもしれませんが、実はめちゃくちゃ導線が引かれていて、気づかぬうちに皆、自然とそのレールに乗っているんです。
導線が引かれているからこそ、いまだ多くの方がChapter1～2で奮闘している。Pandora名物である城さえもいまだ見つけられていない方がほとんどだと思います。
いままでのエピソードは、とりあえずめちゃくちゃ歩けば見つかりましたからね。

それから謎解きの作り方も、いままでのPandoraらしいところがほとんどですが、高難易度ゆえいくつかはいじわるなものや、やたら面倒なものがあったりします。
ただやはり一貫して言えるのは、必ず筋が通っているってこと。根拠のない答えなんていうものはどこにも無いんですね。解くための資料が必ずどこかにあって、今までの経験がどこかで活かされて、「あ、答えはこれだな」と確信が持てるものが必ず出てくる。
先日も酒Pandoraのお二方に「ここはめちゃくちゃ悔しいｗ」って言われた仕掛けがあるんだけど、それはもう私の思惑通りの反応でしたね。

例えば謎解きにおいて「理不尽だ」という表現は私、どんな謎解きワールドやゲームでもしたことがなくて。ううん、しないようにしてる。
その言葉って結構作った人に痛く突き刺さると思うのね。理不尽謎解き！って最初から銘打ってるものも確かにあるけど、これは予防線を張ってるのだと私は思うし、予防線を張るということは本当はそんなふうに言われたくない気持ちの裏返し、表れだとも感じる。

前回の酒Pandoraで、るぅちゃんに「納得いかねぇ！」って言われてしまって、ちょっとピキッときたのでそのあと「根にもつーー」っていじわる言ってみたんだけどｗ
ブログやTwitterでるぅちゃんめちゃくちゃ謝ってくれてるの見てるんだけど、怒ってるわけじゃないよ、そんなの言われ慣れてるのでｗ
今回改めて思ったのは、「悔しい」と「納得いかない」はまったく別のものだなぁってことかな。

まぁ散々「理不尽だ！」と言われ慣れてるので、私なりにPandoraではどういう方法をとっているかというと、「謎解き」とは言わず「仕掛け」と表現しているの。前にも何度か書いたことがあるような気がする。
旅人達はこのPandoraという広大な世界で、散らばった数々の、どうやって動かしたらいいのかわからない不思議な遊具、巨大なアトラクションに挑んでいる。

それに「謎解き」という表現は、わりと小規模にまとまったものを指しているように感じるのね。
レイトン教授とか、謎解きクリエイターの松丸さんとか、パッと問題が提示されてその場でパッと閃いて終わるタイプのもの。これってPandoraのそれとは似て非なるものだと思う。
ただまぁ、ワールドのことを広く皆に伝わりやすいように「謎解きワールド」という言葉を使わせてもらってはいるんだけどね。「仕掛けワールド」なんていっても「？」ってなるだろうし。

Chapter1後半以降は、本当に難しいものが勢ぞろいなので、ぜひみなさんで知恵を出し合って解いていってもらいたいなぁと思っています。
というか、Chapter2に辿り着いてる方はそろそろ「みんな早くここまできてくれ・・・」と思ってるんじゃないかしら。「ネタバレが～」とか言える余裕が無くなってくるんですよ、えぇｗ
って、昨晩みやぎさんと笑って話してましたｗ

ただほんとに、乗り越えていった先に待つ感動は、おそらくVRChat唯一無二だと私は思ってる。自信を持って言える。自力で攻略してきた人も、案内されながら来た人であっても、皆最後には一様に「ここまで来てよかった」と、必ずそう思えるはず。
公開から３週間。まだまだたくさん遊べるので、あきらめずに、皆で協力して楽しんでもらえたら、作者としてこれほど嬉しいことはないよ！

引き続きみなさんからの感想、いろんなところで聞いていくので、その数々の冒険譚を教えてくださいね！みんな頑張ってー！